今シーズン2度目のホームゲームが無事終わりました。

青空の下、少々強めの風ではありましたが、2017プレナスなでしこリーグ2部 第5節 オルカ鴨川FC vs スフィーダ世田谷FC の試合は行われました。
結果はS世田谷が前半早々先制するも、オルカが後半追いつき、1-1の引き分けでした。 
オルカとしてはどうしても首位・F日体大に食らいついていくため、勝点3が欲しかったところでしたが、ホームで悔しい引き分けとなりました。

そして、この試合、熊本地震発生から1年が経過し、オルカとチャレンジリーグ入れ替え戦で激闘を交わしたご縁のあるクラブである益城ルネサンス熊本フットボールクラブが旧運営組織の解散という危機を乗り越え、 今回、熊本ルネサンスフットボールクラブとして再始動したことを受けて、「One Heart with KUMAMOTO RENAISSANCE」と題して、昨年に続き、熊本応援試合を開催させていただきました。

熊本アクションとして、支援活動を展開し、熊本ルネサンスフットボールクラブのメインスポンサーとなった、熊本では知る人ぞ知る老舗の製菓メーカー「木村」さんの製品を仕入れさせていただき、来場特典として配布したほか、熊本産品ブースで販売、おかげさまで完売しました!! 
また、活動支援金の募金を行い、この試合だけで10万円を超える募金が集まりました。
さらに新調した応援横断幕へのメッセージ寄せ書き、応援動画メッセージにも多くの方々のご協力をいただきました。

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熊本にエールを送るべく、スフィーダ世田谷FCのみなさんにもご了解いただき、選手・スタッフ全員が「ルネサンスレッド」の熊本応援Tシャツを着用して選手入場を行い、試合終了後にはサポーターもあわせて、両チーム選手・スタッフ全員で写真を撮影しました。
スフィーダ世田谷FCのみなさんのご理解とご協力に厚く厚く感謝申し上げます。
また、ご協力いただいた両チームサポーター、ご来場者、関係者のみなさん、本当にありがとうございました。

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ハーフタイムには地元で農業を営みながら歌手活動を展開しているYaeさんに祈りの歌声を披露していただきました。
場内はYaeさんの歌声に魅了され、はらい清められた、そんな雰囲気でもありました。

実は対戦相手のスフィーダ世田谷FCも2010年のチャレンジリーグ(現在のなでしこリーグ2部相当)入れ替え戦にて益城ルネサンス熊本フットボールクラブと対戦し、これまた激闘を交わして、やはり1ゴールの違いで昇格を果たした歴史をもっています。
奇しくも熊本にご縁のある両チームが対戦したこの試合で、熊本応援試合が開催できたことは本当に奇しきご縁だと思います。
S世田谷さんもアウェイの地、鴨川へブース出店までしてくれました。

時間が経過し、人々の記憶は早くも風化しつつあります。
熊本地震に関するニュースもほとんど聞かれなくなってきました。
しかし、現地はまだまだ復興の道のりのまだまだ序盤にあります。
昨年12月、益城町を訪問した際、倒壊した家屋がそのままになっていたりと、実際に自分の眼で確かめて復興への歳月の長さを痛感しました。

私たち一人ひとりの力はもちろん小さいです。
なにもできないかもしれません。しかし、なにかできるとも思います。
一つは思いを寄せ続けることだと思っています。

私たちが表現できるのはサッカーです。
サッカーの力を信じて、これからもかけがえのないサッカーファミリーたちのいる、そして、そのチームが被災地を元気づけている熊本の地を応援していきたいと思います。
応援横断幕は今後のホームゲームに掲出し、みなさんからメッセージをいただき、また時機を見て熊本にお持ちしたいと思っています。

私たちオルカは、、、
サッカーの力を信じます。
みなさんの力を信じます。
そして、熊本の底力を信じています。

がんばれ!熊本ルネサンス!!
そして、熊本のみなさんと共に!!! 

追記:
うれしいニュースです。
23日(日)13:00キックオフ、ほぼ同じ時間帯に行われた、新生・熊本ルネサンスフットボールクラブの九州女子サッカーリーグ1部の開幕戦。
見事に熊本ルネサンスフットボールクラブが3-0で勝利を収めました!
登録メンバー12人中、1人を負傷で欠く、交代メンバーのいない苦しい条件の中、勝利を収めたのはすばらしいの一言です。きっと気持ちのこもった試合だったのだと推測します。
まだまだたいへんな日々は続くと思いますが、がんばっていただきたいです!
http://renaissance-kumamoto.com/news/1935/