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久々のOKA.P日記です。

12月3日(日)、熊本県八代市の秀岳館高校サッカーグラウンドで行われた女子サッカー九州リーグ 熊本ルネサンスフットボールクラブ vs 琉球デイゴス戦に合わせて、一昨年、熊本ルネサンスの前身である益城ルネサンス熊本フットボールクラブとチャレンジリーグ昇格をかけて入れ替え戦を当時オルカの選手として戦った、木原コーチと共に有志で訪問してきました。
木原コーチは熊本県立大津高校の出身であり、元々熊本と御縁があります。木原コーチ本人の強い希望もあり、今回の熊本訪問が実現しました。

試合は40分ハーフ前後半で行われ、琉球デイゴスが押す時間帯も多かったですが、熊本ルネサンスも何度か決定機を掴みつつも、両チーム、ゴールを決めきることはできず、0-0の引き分けに終わりました。
この結果、今シーズンの九州リーグ優勝チームは琉球デイゴスに決定しました。

試合前、オルカのホームゲームでみなさんに応援メッセージを寄せ書きしていただいた横断幕を熊本ルネサンスのチームに贈呈したところ、なんと、ベンチに↓の写真のように掲出してくれ、この大切な一戦に臨んでくれていました。
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昨年、同じく、支援金と横断幕をお届けに熊本に訪問した時にお会いしたサポーターの方々とも再会し、旧交を深めました。

試合終了後には冒頭の写真の通り、熊本ルネサンスの選手たちが自主的にサポーターの前で横断幕を広げて披露してくださり、写真撮影を行いました。
山下GMには、オルカのホームゲーム等で集めた支援金、また、4月23日(日)のなでしこリーグ2部第5節、スフィーダ世田谷FC戦のホームゲームの模様を収めたビデオをお渡しいたしました。

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熊本ルネサンスフットボールクラブは、ご承知のように、昨年4月の熊本地震発災によって旧益城ルネサンス熊本フットボールクラブの活動はたいへん厳しい状況に追い込まれ、クラブ運営組織は一度解散したものの、熊本から女子サッカーの灯火を決して消してはならないという関係者の熱い思いにより、不死鳥のごとく蘇ったクラブです。
選手数はまだ少ない中、将来のなでしこリーグ参入を目指して、日々努力されています。

一昨年、チャレンジリーグを懸けた入れ替え戦の死闘をピッチで繰り広げた両チームでありますが、その後の震災によって、両チームの御縁は強く固いものとなりました。

山下GMとも、今後も両チームでさまざまな交流を展開していき、将来的にはまた同じなでしこリーグのピッチで戦う日を夢見て、互いに切磋琢磨していきましょう、と心を新たに誓い合いました。

たかがスポーツ、たかがサッカーかもしれませんが、しかし、スポーツの力は大きいと私は考えます。
サッカーファミリー同士結ばれたこの御縁をこれからもオルカも、また私自身も大切にして、夢に向かって、力強く歩んでいきたい!と改めて強く心に誓った熊本訪問となりました。

なお、今回の対戦相手、琉球デイゴスには昨年までオルカに所属し、また、入れ替え戦でも大活躍した山﨑江梨香選手が在籍しており、この試合は後半途中から出場して元気にプレーしていました!
試合後、山﨑選手ともお話しできました。これからもぜひがんばって!!と激励できました。

こうして、昨年に引き続き、オルカのみなさんの熊本に対する熱い思いを直接贈り届けることができました。
これからもオルカは熊本の友と共に!それぞれの地域で女子サッカーを盛り上げるべく、そして、地域を元気にするべく、がんばっていきたいと思います。


熊本ルネサンス激励観戦の翌日、熊本地震の被災地の現況、また、一昨年戦った入れ替え戦の思い出の地を訪問してきました。

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こちらはニュースでも大きく取り上げられていた、大規模な山体崩壊によって落ちてしまった阿蘇大橋の現場です。現在でも対岸では崩壊した斜面の復旧工事が続けられています。
この現場では1人の大学生の尊い生命が奪われました。
熊本地震は被害が局所的だったため、県内の多くの場所ではさほど地震の爪痕は残っていないのですが、益城町や南阿蘇村など、被害が大きかった地域に入ると途端にまだまだ長い復興の真っ只中であることを思い知らされます。
最近ではほとんどニュースでも報じられなくなりましたが、この事実は私たちは決して忘れてはならないことであり、思いを寄せ続けることが復興への後押しになると信じます。


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所変わって、こちらは入れ替え戦を戦い、1-2で敗れるも、貴重なアウェイゴールの差でチャレンジリーグ昇格を勝ち取った、菊池市にある七城運動公園サッカー場です。
芝生が青々と茂り、ピッチサイドに立つと、一昨年の激闘と興奮が蘇ってきて、思わず鳥肌が立ちました。
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バックスタンドに流れる「鴨川」です。
奇しくも「鴨川」という川を背に、当時我々サポーターはメインスタンドではなく、バックスタンドにあえて陣取り、「鴨川」の力を背に受けながら、90分声を枯らせて応援し続けました。

その他、貴重な天然芝の練習グラウンドをお貸しくださった、後藤グラウンドの奥様にもお会いしてきました。ご高齢になってきておられますが、元気なお姿でした。
実は奥様の息子さんは2日前にJ1を劇的に逆転優勝し、初タイトルを獲った川崎フロンターレのチームドクターをされています。優勝のお祝いも直接お伝えすることができました。

遠く離れた熊本と千葉ですが、心の距離は相当に近いものがあります。
私自身、入れ替え戦の年から数えると、公私含めて今回でなんと3年間で6回目の熊本訪問となります。
サッカーを通じて、こうした御縁が全国に世界に広がっていくことが本当にステキなことに思えます。

オルカは御縁のクラブチーム。
繰り返しになりますが、これからも熊本に思いを寄せ続けて参りましょう!!


以上、熊本からOKA.Pがレポートいたしました。